吉田松陰の妹・杉文(楫取美和子)の物語|2015年大河ドラマ「花燃ゆ」

毛利敬親(もうりたかちか)

 長州藩第13代藩主。第12代藩主毛利斉広の養子。
 生没年、文政2年(1819年)~明治4年(1871年)。享年53。

 

 第12代藩主毛利斉広に跡取りがいなかったため、養子となり長州藩主となります。当時の長州藩は飢饉や洪水などの影響で財政難に陥っていました。敬親は村田清風に藩政改革を一任。財政は好転します。これが幕末長州藩の礎になったといわれています。「そうせい候」と揶揄された敬親でしたが、人物を見抜く目があり、認めた人物のすることには一切口をはさみませんでした。わずか11歳の吉田松陰の講義を受けたという逸話も残っています。

 

 第1次長州征伐の際は、幕府に恭順を示し戦いを避けます。明治2年(1869年)の版籍奉還の際は抵抗すること無く署名し、これにより他藩の藩主も追従するように署名。廃藩置県は少ない抵抗で完遂されます。

 

 養嗣子の元徳に家督を譲ったあと、明治4年(1819年)の山口藩庁にて死去。享年53歳。

毛利敬親関連ページ

周布政之助
周布政之助の人物紹介です。