吉田松陰の妹・杉文(楫取美和子)の物語|2015年大河ドラマ「花燃ゆ」

杉家記事一覧

杉百合之助

 杉七兵衛常徳の長男。本名、常道。号は恬斎、字は伯兪。 生没年、文化元年(1804年)~慶応元年(1865)。享年62。 吉田松陰、杉文の父。 幼い頃から論語などの書に親しみ、無類の読書好きに育ちます。 長州藩士となるも、家格は無給通組(石高26石)のため、農業をしながら生計を立てます。 天保3年(...

≫続きを読む

 

杉滝

 生没年、文化4年(1807年)~明治23年(1890)。享年84。 吉田松陰、杉文の母。 滝の実家は、長州藩家老・毛利志摩守に仕える村田家。 文政8年(1825年)、杉百合之助と結婚します。この時20歳、当時としては晩婚の部類でした。 百合之助の藩士としての禄は少ないので半農半士の生活をしていまし...

≫続きを読む

 

杉梅太郎

 杉百合之助・滝夫妻の長男。後に民治。諱は修道。 生没年、文政11年(1828年)~明治43年(1910)。享年83。 文政11年(1828年)1月15日、長門国萩松本村で生まれます。幼い頃から書に親しみ、弟の松陰とともに叔父の玉木文之進のもとで学問を学びます。 嘉永元年(1848年)、藩校・明倫館...

≫続きを読む

 

杉寿

 杉百合之助・滝夫妻の次女。 生没年、天保10年(1839年)~明治14年(1881年)。享年43。 15歳で小田村伊之助(のちの楫取素彦)と結婚。伊之助は藩校明倫館に勤めていて、松陰の親友でした。 文が温和な性格であるのに対し、勝ち気で好奇心の強い性格だったといいます。 禁門の変の後、楫取素彦は野...

≫続きを読む

 

杉文

 杉百合之助・滝夫妻の四女。 生没年、天保14年(1843年)~大正10年(1921)。享年79。 安政4年(1857年)12月、兄・吉田松陰の愛弟子の久坂玄瑞と結婚。このとき玄瑞18歳、文15歳。 玄瑞が東奔西走するなか、文は留守をしっかりと守ります。元治元年(1864年)7月、禁門の変にて玄瑞が...

≫続きを読む

 

杉敏三郎

 杉百合之助・滝夫妻の三男。 生没年、弘化2年(1845年)~明治9年(1876)。享年32。 生まれつき耳と口が不自由でしたが習字が得意で読書が好きでした。容貌は兄・松陰に似ていたといいます。 松蔭は敏三郎をことあるごとに気にかけていて、嘉永3年(1850年)九州遊歴の際、肥後熊本の本妙寺で、敏三...

≫続きを読む

 

玉木文之進

 杉百合之助の弟。吉田松蔭、杉文の叔父。 生没年、文化7年(1810年)~明治9年(1876)。享年67。 文政3年(1820年)、玉木家の養子となり家督を継ぎます。 四書五経に通じ、山鹿流兵学の最高位である三重伝を得ます。 天保13年(1842年)自宅に松下村塾を開きます。幼いころの松陰もそこで学...

≫続きを読む

 

小田村伊之助/楫取素彦

 長州藩士、群馬県令。杉寿、杉文の夫。 生没年、文政12年(1829年)~大正元年(1912年)。享年84。 文政12年(1829年)、藩医の家に生まれます。儒学者の小田村家の養子となり、小田村伊之助を名乗るようになります。 明倫館で講師みならいとして働き、この頃から吉田松陰とも親交を持ち始めます。...

≫続きを読む

 

玉木彦介

 玉木文之進の長男。諱は正弘。 生没年、天保12年(1841年)~慶応元年(1865)。享年25。 天保12年(1841年)5月17日、萩松本村で生まれます。吉田松陰や杉文のいとこにあたります。 安政2年(1855年)に元服すると、松陰から「士規七則」を贈られます。士規七則は、簡潔にまとめられた武士...

≫続きを読む