杉滝(すぎたき)
生没年、文化4年(1807年)~明治23年(1890)。享年84。
吉田松陰、杉文の母。
滝の実家は、長州藩家老・毛利志摩守に仕える村田家。
文政8年(1825年)、杉百合之助と結婚します。この時20歳、当時としては晩婚の部類でした。
百合之助の藩士としての禄は少ないので半農半士の生活をしていました。滝は農業を手伝ったり、針仕事や機織りをして生計を支えました。
松陰が杉家で松下村塾を開くと、文とともに塾生たちの世話をよく焼きました。
明治維新後、松陰の母として皇室から恩賞を受けたといいます。
明治23年(1890年)没、享年84歳。