吉田松陰の妹・杉文(楫取美和子)の物語|2015年大河ドラマ「花燃ゆ」

吉田稔麿(よしだとしまろ)

 長州藩士。
 生没年、天保12年(1841年)~元治元年(1864年)。享年24。

 

 萩郊外の松本村にて、足軽の長男として生まれます。生家は松陰の実家の近所だったといいます。

 

 14歳で松下村塾に入門。松陰に反論を唱えるなど早々に頭角を現します。吉田松陰門下の久坂玄瑞、高杉晋作、入江九一、それに吉田稔麿を加えて四天王と称されます。
 松陰が老中暗殺計画で入獄した際、真っ先に藩に抗議し、謹慎処分を受けます。

 

 万延元年(1860年)に脱藩。江戸に上り幕府旗本に仕えます。

 

 文久2年(1862年)、長州藩が攘夷に動き出すと、藩へ復帰。文久3年(1843年)、高杉晋作が創設した奇兵隊に参画します。

 

 八月十八日の政変で長州藩や攘夷派の公家が京から追われると、浪士たちによる天皇を長州へ連れ去る計画が起こり、稔麿もこれに加担します。浪士たちが池田屋で会合を開いていたところを、新選組に襲撃され、稔麿も重傷を負います。長州藩邸へ逃げるも門は開かず、そのまま自刃します。享年24歳でした。

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