吉田松陰の妹・杉文(楫取美和子)の物語|2015年大河ドラマ「花燃ゆ」

入江九一(いりえくいち)

 長州藩士。
 生没年、天保8年(1837年)~元治元年(1864年)。享年28。

 

 安政5年(1858年)、松下村塾に入塾。九一の弟である和作(のちの野村靖)、松陰らと老中暗殺の計画を企てるも失敗。投獄されます。主犯の松蔭は江戸に送られ処刑されますが、九一は江戸に送られずに短い期間で出獄となりました。

 

 文久3年(1863年)、士分に取り立てられ京に出ます。八月十八日の政変後、攘夷派の公家中山忠光の脱出を助けます。また、高杉晋作が創設した奇兵隊にも協力。関門海峡での外国船砲撃にも参加しました。

 

 禁門の変では、参謀として参加。冷静に状況を見た九一は、強硬派の来島又兵衛らを説得。しかし、受け入れられず、戦況は悪化してしまいます。

 

 長州藩が総崩れになるなか、九一は久坂玄瑞らと鷹司邸に逃げ込みます。玄瑞はあとを九一に託して自刃。九一は必死に脱出しようとしますが、槍で瀕死の重傷を負い、玄瑞の後を追って自刃してしまいました。享年28歳。

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