吉田松陰の妹・杉文(楫取美和子)の物語|2015年大河ドラマ「花燃ゆ」

玉木文之進(たまきぶんのしん)

 杉百合之助の弟。吉田松蔭、杉文の叔父。
 生没年、文化7年(1810年)~明治9年(1876)。享年67。

 

 文政3年(1820年)、玉木家の養子となり家督を継ぎます。
 四書五経に通じ、山鹿流兵学の最高位である三重伝を得ます。

 

 天保13年(1842年)自宅に松下村塾を開きます。幼いころの松陰もそこで学びました。文之進はかなりのスパルタで松陰にも容赦なく体罰を加えていたといいます。
 天保14年(1843年)、姪の文が生まれます。文の名前は文之進から1字を与えたものです。

 

 文之進は代官職から郡奉行など、藩の仕事でも出世していきます。しかし、松陰が安政の大獄で処刑されると、監督不行届として職務を剥奪されます。松陰の死後、文たちや杉家の面倒をよく見たり、松陰の遺志を伝えるために奔走したりします。

 

 安政8年(1861年)に藩の職務に復帰します。藩内で攘夷派として働き、明治2年(1869年)に職を辞し、隠居。松下村塾を再開して若者の育成に努めました。

 

 明治9年(1867年)、明治政府に対する士族反乱が萩城下で起きます(萩の乱)。文之進は萩の乱に松下村塾の塾生がたくさん参加したことに責任を感じ、先祖の墓前で割腹します。享年67歳でした。

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