吉田松陰の妹・杉文(楫取美和子)の物語|2015年大河ドラマ「花燃ゆ」

杉文(すぎふみ)

 杉百合之助・滝夫妻の四女。
 生没年、天保14年(1843年)~大正10年(1921)。享年79。

 

 安政4年(1857年)12月、兄・吉田松陰の愛弟子の久坂玄瑞と結婚。このとき玄瑞18歳、文15歳。
 玄瑞が東奔西走するなか、文は留守をしっかりと守ります。元治元年(1864年)7月、禁門の変にて玄瑞が戦死するまで、二人の結婚生活は7年ほどでした。その間、玄瑞は留守を守る文に手紙を送っていました。この手紙は「涙袖帖(るいしゅうちょう)」としてまとめられています。
 その後、毛利家の侍女として仕え、慶応元年(1865年)、毛利元徳に嫡男・元昭(もとあきら)が誕生すると、文はその守役となりました。その際、名を美和子と改めます。
 明治14年(1881年)、群馬県令・楫取素彦に嫁いでいた姉・寿がなくなります。母・滝の勧めもあり、明治16年(1883年)、文は素彦と再婚します。
 晩年は夫婦で山口県防府市に移り住みます。大正元年(1912年)、素彦が84歳でなくなると、その後も静かに余生を楽しみました。

 

 大正10年(1921年)没、享年79歳。

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